「どういったところから仕事を受注していますか?」というご質問。フリーランスで仕事を取りたいといった方々からのご質問です。「どういったところから仕事を受注していますか?」というご質問。本日はこれにお答えしていきましょう。そうですよね、、。起業したり、フリーランスで動くとなると一体何から初めて良いのかって、謎ですよね、、。私が20代前半で早々起業したとき、身に着けていたスキルといえば、町中にあるデザイン物をせっせと創作できるスキルとカメラマンのアシスタント時に学んだ仕事のカメラワークでしたね、、。当時は結婚式の仕事のアシスタントをしていましたが、あれって結構難しいんですよね、、。カメラマンの立ち居地だったり逃してはいけない瞬間の撮影だったり、例えばブーケトスだったり、もうカメラは二度と仕事にしたくない。と思ったのも、結婚式の仕事が多発したからでした、、。そうんなこんなで初めの仕事は私と同じようなスキル、デザインとデジカメに詳しい。これ位のスキルがあれば、当然、デザイナー、やフォトグラファーといった名刺を造ることができるので、これとポートフォリオ、当時のデザイン学校で造ったもの、必ず文字組み、(※文字を組んだものを作品集の中に入れる。)で、どこへ仕事を取りに言ったかというと、やっぱり初めはここです。「不動産業です。」不動産で部屋を借りたり、買ったことがある人ならわかりますが店舗で不動産、アパマンの紹介であったり、目にしますよね?「駅近!徒歩5分!」と部屋の写真が入ったA4サイズの広告。あれを作るデザインの仕事ですね。不動産屋はいつの時代でも、不況でも不況でなくても仕事自体減らないんです。(場所が都内であった為かも、、、。)「物件紹介のチラシを代行で引き受けます!」見たいな事を不動産やと地主にガンガンにアプローチするんです。それこそ私は渋谷、下北沢、年間で入れ替わりガ激しくて、不動産経営がうまくいってそうな不動産やを見つけては、作品を見てもらい、名刺も渡す。当時はビーチクルーザーにスーツで営業してましたよ!しかも一人で、、、。と同時に、仕事を仮に受けた時の為に、不動産屋のチラシを蓄えて、ストックフォリオとしてすべてを吸収しておくのです。そうすれば、いざ仕事が来たときに、デザインのフォーマットがあらかたパソコンの中にあれば一瞬でデザインのフレームが完成するんです。それをまたビーチクルーザーで見せに行ってチェックして、そして印刷会社、フェデックスキンコーズで印刷したり、少量のデザイン物であれば自宅のプリンターで印刷したりとやっていました。ここで重要な事は、スキルを学ぶという気持ちと、将来の顧客になる人との信頼関係を築いていく、これが重要です。私は末っ子なのでとても人当たりが良く、かわいがってもらえるタイプの人間だったので、※今は経営者として性格最悪ですが、、。「こんちわ!仕事ありますか!?」みたいなノリで、ガンガン不動産にこえかけしていきましたね。そうすると必ず繋がるんです。父も独立で建築業を営んでいたせいもあって、いわゆるサバイバル仕事取得術、みたいな方法を知っていたんです。要は、当たって砕けろ的なことです。「コネを作れ!」と父は豪語していました。当然、不動産を扱う営業マンたちは当時、20代の私にとって一世代上の先輩達、妙なノリで突っ込んでいくと、「頑張ってるな、あったら(※仕事)があったら使ってやるよ。」、的なノリなんですね。で当時はデジタルカメラ全盛期みたいなものがあって、新発売のシグマレンズで超広角、不動産の写真、部屋をとんでもなく広く写すことが出来るレンズを持っていたため、それを軸に不動産の営業マンに営業していったのです。「この写真じゃ部屋が小さく見えるので、広角のレンズで部屋を大きく見せましょう。」こんな感じで営業すると、確かに!といって写真撮影の仕事を振ってくれるようになるんです。これが一件、二件続くと後はコネクションが広がりますね。名刺をちょっと多めに渡して、今事業拡大中です!こんな明るいノリで名刺を配りまくるとデザイン、写真が必要なビジネスマンは連絡をくれます。それが繋がって、メディア用のイベント写真が必要なのでということで、イベント動向で写真撮影をしたり、そこで知り合ったライターや編集長に挨拶してまた名刺を配ったり、、、。この流れですね。ポイントとしては、「どこでどうやって繋がるかはわからない!」と言う可能性を常に持っておくこと!なので名刺はもちろん必需品であるし、口頭で繋がっていくこともあるんです。名刺はいつでも配っておくといいですね。まずは店舗に営業をかけてみましょう。古びた不動産であったり、、。今の時代、仕事は殴る蹴るの奪い合いだと思ってガッツクしかないですね!その内、仕事自体、営業トークやらスキルまでどんどんレベルアップしていきます。そんな中で自分の商品を作ってさらに利益を出す方法を生み出したり、サービスの価値を上げていったりとこんな感じです。このサバイバル感を楽しめると人間的にかなり大きくなりますね。ガッツです。あの手この手で考えて実行に移してみましょう。※雑草が生え過ぎた家に「草刈りますよ!」と投げかけるだけで仕事になるんです。それを自分でこなして、嫌になったら後輩を電話で呼び出し、後輩にやらせる。そのうち、「屋根に登って枯葉を落として!」、といった要求も出てきます。危険なので危険手当をもらっちゃいましょう。(笑)こんなのも立派なビジネスです。頑張ってみてください。[麻山工業株式会社 代表取締役 高尾瞬] 「外注のメリットデメリット。」仕事を社外に発注することを「外注する」といいますが、この外注のメリットデメリットについて本日はご紹介いたします。当社のデザイン部では今現在、婦人服コマーシャルの雑誌を担当しています。それをこの度、外注にして仕事を外側に振ると言う考えなのですが、ちなみに先日完全外注になりました。※完全外注(資金だけ提供して後はそちらに丸投げです。)と言うスタイル。要はデザインやその他、印刷会社と広告会社、スポンサー、スムーズに行うプロセスを完全移植することができました。ココまで終わると完全にメリットだけのビジネスとなります。※トラブルが無い限り、、。しかしながら、ここまで辿り着くことが反対にデメリットになっていたりします。例えば、デザイン外注となると納期までに必ずきっちりと仕事をこなしてくれる外注先があまりない。さらには技術やセンスがあまり良くない。さらには、広告会社とのお付き合い、スポンサーなどの評価が悪くなる。など、上げればきりが無いのです。ですが、それらの人間関係を含め、社員の知識経験の増強で、一気にメリットに生まれ変わります。仕事があらかた回るシステムの構築と言えば、起業時と似たようなものであります。それに加え、新人やスタッフを教育し、この場合は印刷会社への入稿から初歩的なものまでデザインのデータ管理から、一連のすべての流れ、、。これらを教育し、チーム、会社としての技量の底上げが伴ってくると、デメリットは消えて、メリットへと変化します。ここには当社が目指していた「成長」と言うものが確かにあるのです。「外注」することに対してめんどくさい、自分で仕事をやったほうが余計な人間関係が無くてよい、と考えてしまうと、あなたの成長はそこで止まってしまいます。新入社員を育てたり、スタッフを外部の方々と接触させることで「成長」を得られます。と言う部分では、外注の案件を確保し、積極的に、自分達の出来る仕事は周りの成長の為、社会の為にどんどん外側に振っていく、この事があなたの会社の価値をさらに高めることに繋がります。外注することでのデメリットはありますが、何とか底を上げてメリットへと変化させていくことが望ましいでしょう。[麻山工業株式会社 代表取締役 高尾瞬]